今回、私が綴りますのは、
メタルヒーローシリーズ第12作、
『特捜ロボ ジャンパーソン』になります。
TTFCの恩恵で、コツコツと鑑賞させていただきました。
筆者は幼い頃にリアルタイムで触れている世代です。
エピソードは全く覚えていませんが、ジャンデジックやダークジェイカーで遊んでいた記憶が残っています。
社会に出て中堅、人生の折り返しも見えてきそうな今になって、衝動的に鑑賞を始めたのですが、余りにも面白過ぎてブログに綴った次第です。
どこかの誰かに少しでも宣伝になればの想いと、
その時代の特撮の面白さが少しでも伝わればと想います。
補足情報
変身ヒーローモノではありません。
“ジャンパー”羽織った変質“パーソン”スタイルのロボットが、“ジャンパー”を露◯狂の様に脱ぎ捨て、フェイスガードを装着して戦うヒーローモノです。
“ジャンパーソン”は突然現れ、悪事を働く悪者と戦い・倒し・去っていきます。
★衝撃の第1話
まずは1話が凄まじいです。
メタルヒーローのお家芸、壁破壊からの瞬間移動ももちろん見れますが、人間とロボットが共存しているその世界観にビビります。
放送してた時代に、こんな近未来な世界観でやってたのかぁ〜と感心していると、何やら“ギルド”と呼ばれる悪い組織が出てきます。
ジャンパーソンの活躍により一件落着の後に、
“エック◯ジャパン”の“Y◯SHIKI”さんの様なド派手ビジュアルのオジ(私にはオジに見えました)が登場します。おいおいこの時代の悪者、みんなカクレンのガシャドクロみたいなんかとツッコミながら1話が終了。
そしてEDから次回予告で、さらなる衝撃!!
N『ギルドの首領、“ベン・藤波”!!』
しゅ、首領!?えっ、べ、ベン・藤波!?
N『そして始まる“ギルド”との最終決戦!!』
えっ、さ、最終決戦!?第2話で最終決戦!?
とんでもない情報量の第1話でした。
★斬新なネガティブシンジケート方式
“ギルド”は2話で壊滅しました。
そして“ギルド”との最終決戦の後に、新たな展開です。“ギルド”に変わる敵組織が登場します。
しかも3つ。
まずは仮面ライダーZXでおなじみの“菅田さん”演じるイカれた総裁“帯刀”が率いる“帯刀コンツェルン”。
そして、どう見てもアナタの方が若く見えるのだが、“ベン・藤波”の“腹違いの兄弟で兄”である“ジョージ・真壁”が率いる“ネオ・ギルド”。
そして何故か初登場時だけ、めちゃめちゃ普通のマダムスタイルで現れた“高畑淳子さん”演じる“綾小路麗子”が率いる、“時代を感じざるを得ないカタカナを並べた”組織の“スーパー・サイエンス・ネットワーク”。
コンツェルン!?
異母兄弟でネオ・ギルド!?
ス、ス、スーパー・サイエンス・ネットワーク!?
面白過ぎます。
個人的には轟轟戦隊よりも前にこのネガティブシンジケート方式が存在してる事に驚きました。
ここから続く四つ巴のお話は、どれも濃厚なエピソードばかりで、複雑化する事なくとてもわかりやすく構成されてる事にも驚きました。
この3つの組織、各キャラと各組織の特徴と目的とが明確に分けられていて、ジャンパーソンも大変な目に遭います。
2話で壊滅した後にいきなり現れるのが、
“ストリートファイター”の“珍大光&珍小光兄妹”
と、
“バウンティハンター”の“ジャンゴ”
と、
“風魔忍者”の“怒鬼”
です。
もう字面たけですごくないですか。
“冷凍男”と書いて“アイスマン”のエピソードは泣けます。
そして“ケビン”、“鉄鋼兵”、“エンジェル”のエピソードも個人的には大好きです。
ちなみにガシャドクロになる前のエンケンさんも出てきます。
★そして明らかになるJPの過去
この作品、何故かヒーロー達を略すのが好きです。
ジャンパーソンは“JP”です。
全編を通しての前半戦にあたる山場で、ジャンパーソンの過去が明かされます。
ここまでのジャンパーソンは、ロボットらしさ全開です。悪くても人間は◯さないけど、悪いロボットは◯すというハッキリ具合が、狂気染みてるくらいロボットらしいです。
そしてジャンパーソンは、戦いの中で自分の中から突然聞こえてくる謎の声に苦悩します。
そして明かされます。
ジャンパーソンの前世は、“MX-A1”という勧善懲悪のもとに悪を破壊し続けてしまう戦闘ロボットだった事が。
声の正体はこの“MX-A1”。
ジャンパーソンの中に残るMX-A1の心が、ジャンパーソンに戦闘マシーンに慣れと呼びかけてくるのです。ジャンパーソンはこの声に抗えず、再び戦闘ロボットに戻ってしまう事を恐れてしまいます。
そこに作品のヒロインにあたり、
ジャンパーソンの正体も知っている1番の理解者“三枝かおる”が現れ、ジャンパーソンをサポート、そして鼓舞します。
かおるの協力もあって、ジャンパーソンは無事に自分の中に眠るMX-A1の心を乗り越えます。
正真正銘ジャンパーソンとして生まれ変わりました。
かおるはここからジャンパーソンの相棒として、大活躍を見せます。
個人的には、”かおる”と”ジャンパーソン”の何とも言えない関係性が、
“最終回”のあるシーンでエモさを爆発させてしまうのがとても最高です。
そして始まる後半戦。
何やらテコ入れとの事ですが、個人的にそんな事は全くありません。
物語は進んでいますが、全く退場する気配の無い各組織。
マンネリ感は否めない中で現れるのが、
“ギルド”所属の暗殺ロボット“ガンギブソン”です。
ロボット刑務所への潜入捜査で現れます。
“ギルド”のロボット言うてる割に自我がしっかりしてます。
“キャロル”という相棒ロボットと一緒に現れ、ジャンパーソンへの謎のライバル意識から、
ギルドの命令を無視してジャンパーソンへしつこく絡んできます。
その結果、刑務所内からジャンパーソンとガンギブソンは無事に出る事ができるのですが、
その最中、“ガンギブソン”は相方である”キャロル”をギルドの手により失ってしまいます。
“ギルド”への復讐に燃える“ガンギブソン”。
理由と経緯はともあれ、ジャンパーソンの新しい仲間となるのでした。
★魔王ビルゴルディ、ジョージ・真壁の真実、超獣神!!
ガンギブソンとは衝突やら友情やらを繰り返し、何だかんだで仲間としての絆を深めていきます。
そして、ジャンパーソンの戦いはさらに激化!!
後半戦はもうジャンパーソンも感情剥き出しです。
前半戦のロボット味は完全に消えています。
“MX-A1”を捨て生まれ変わったという事です。
アールジーコという空飛ぶサポートロボットも仲間に加わり、ジャンパーソンは“ジックキャノン”という最強武器を使える様になります。
そしてガンギブソンは、ジックキャノンの試作型だが威力は十分の“スピンドルキャノン”をシレッと手に入れます。
いよいよ各組織との最終決戦です!!
“綾小路麗子”様は、“スーパー・サイエンス・ネットワーク”の各研究(作戦)の成果(失敗)により、最後は自分自身が最強生物となります。
その名も“超獣神”。
なんかどこかの五星戦隊に出てきそうな漢字三文字。
人間を全て肥料にして、地球に緑を取り戻すというとんでもない生物です。
麗子様が戦う理由は、悪者なんて言葉では済ませられないくらい深刻なものです。
今の地球は、麗子様が愛した地球に近づいているのでしょうか?
“ネオ・ギルド”の首領“ジョージ・真壁”は物語の中で、コイツはロボットなの!?何なの!?って感じの描写がチラチラと。そして最後は悲しい過去とともにその正体が明かされます。
幼き頃の“ギルド”の首領“ベン・藤波”も出てきます。
実はジョージ・真壁が1番ジャンパーソンと手を取り合う事が出来たのではないだろうか。
自分の側近に、“日本人なのに海外名を持つ綺麗な女性を置く”という特殊性癖を持つ“帯刀コンツェルン”の“帯刀総裁”。
何故か“魔王”の名称にこだわる性癖も持つ“帯刀総裁”は、ジャンパーソンの前身であるMX-A1に関わっていた博士の協力を経て、人と機械が1つとなったバイオボーク“ビルゴルディ”へとなります。
ジャンパーソンのパクリです。
ノリと雰囲気で誤魔化してますが、ジャンパーソンの2Pカラーみたいな見た目です。
しかしコイツがめちゃめちゃ強い。
スーツアクターのアクションもキレキレです。
※岩田さん?でも動き岡本さんっぽくない?
“ビルゴルディ”もまた、最後の作戦で“サブリミナル”なんて時代を感じざるを得ないとんでも計画で地球を混乱させ、全人類を“魔王”にひれ伏せさせようとします。
そして、“魔王”ビルゴルディとの正真正銘の最終決戦。
その最中、ジャンパーソンは倒れます。
倒れたジャンパーソンに寄り添う“かおる”。
ここで流れる挿入歌の“紫狼(パープルウルフ)伝説”。
“かおる”からジャンパーソンへの思いが溢れます。
このシーン、
“人間とロボットの愛の描写・演出において神シーンです!!”
めちゃめちゃ感動しました。
マジの最終回なので、このシーンを見るためにジャンパーソンをぜひ最初から最後まで見て欲しいです。
このブログを綴る衝動も、ぶっちゃけこのシーンがあまりにも良過ぎて、気持ちが抑えられないから書き始めた次第です。
そしてヒーローが敗北した後は勝利のフラグが立つという事です。
ここで、ビルゴルディを倒すために伏線回収の如く、前半エピソードの大事な要素をサラッと突っ込んでくるスマートな流れ。そして無事にビルゴルディを倒し、地球に平和が訪れます。
本当に素敵な物語でした。
1話完結の物語も、考えさせられる話が多く、全50話があっという間でした。
小さい頃にジャンパーソンに出会えた事、その時代に生まれた自分は本当に運が良かったと思います。
この時を経ても色褪せないジャンパーソンの物語を、皆様も良ければぜひ。
ご精読ありがとうございました。